宗谷丘陵
6月中旬、急用があり稚内へ出かけた。 宗谷丘陵は、なだらかな斜面を牧草地に改良しアンガス牛、黒毛牛の産地になっている。 宗谷岬から宗谷丘陵の牧草地を通り国道40号に抜ける道にホタテ貝の貝殻をまいた「白い道」と言うフットパスができていた。 天気が良く青空に白い道が映えて沖縄の島にいる錯覚を覚える。しかし、少し行くと無数の発電用風車群に出くわす。この大きさの風車が100基はあるだろうか、土地の広さが良く分かる。その向こうには、利尻富士が垣間見える。海に日差しが反射している光景は日本の北のはずれとは思えない。 宗谷丘陵の牧草地にエゾシカの群れを発見した。自転車で旅をしている人がおもむろに望遠レンズを取り出し数を数えてくれ約20頭はいるだろうと教えてくれた。会社を1週間休んでの自転車の旅らしい。数日前にフェリーで苫小牧港に着いてから自転車で稚内を目指して北上中とか。ゴールはもう少しだから頑張って欲しい。with Coronaだから休暇が取りやすいのか聞いてみたかったし、北海道のどんなところが好きなのかも関心があったが自分の帰りのフライト時間が迫っており、お礼を言って帰路についた。 宗谷丘陵には樹木が少ないから、晴天の時は休息できる木陰がないのでストレスが増えてしまいそうだ。ぜひ、休憩ポイントを設けることをご検討いただきたい。 宗谷岬の沖合い40㎞先には晴天の稚気には樺太が見える。稚内市内の交通標識にはロシア語が並記されていおり国境の町なんだと感じさせる。 白い道の景色は一度は見ておく価値があると思う。